H28・北軽井沢SEKINEのうえん サニー&リーフ・特別栽培 終了 読者になる
レタス-品種不明 | 栽培地域 : 群馬県 吾妻郡長野原町 天候 | 栽培方針 : 標準栽培 | 読者 : 0人 |
栽培環境 : 畑 | 栽培面積 : 999㎡ | 種から | 999株 |
作業日 : 2016-08-26 | 2016-01-01~238日目 | 33.5℃ 23.8℃ 湿度:71% 積算温度:3685.0 ℃ |
チップバーン発生!!
カレンダーは8月の下旬。北軽井沢では秋の香りがしてくる頃です。
が。今年は夜温がなかなか下がらず、、、天候もここのところ曇天・雨天で日照量が激減中です、、、そのせいでレタス系の様子が悪い方へと一変しました。。。
チップと言う生理現象の為、葉先が茶色くチリチリになってしまう症状が一気に発生してしまったのです。
この症状どうしてなるのか?
と言うと、残暑の暖かい夜温で葉菜類はぐんぐん伸びて成長します、その時に水(雨)がよくあるとなおの事葉っぱが伸びようとするのですが、雨天(曇り)となると水だけでなく同時に日中の日照が少なくなり育苗でいう徒長のような状態となるわけで、葉ッぱばかりが貧弱に伸びカルシウムが葉先に行くより肥大成長が増してしまった結果、葉先がチリチリに枯れてしまうのだとか。。。
何だかややこしい説明になってしみましたが、簡単に言うと気温・水・日照・風が影響して発生する生理現象と言う事みたいです。病気ではないので農薬は効果がなく慣行栽培でも有機減農薬栽培でも発生する条件がそろえば出るのです。
回避法としては品種剪定くらいかな~と実感している次第です。同日定植した2品種の様子を見ると片方はやけに激しく症状が出ているのにもう片方はそんなでもないことがあります。
まさに「品種に勝る技術無し」ですね。痛感です。
こんな状態のお蔭で朝の収穫には何倍も時間がかかります、葉先のチリチリ茶色くなったところを1株・1株・指先でつまんでの出荷作業になる為です。
こんなに手間かけてたらメッチャ1株のコストが上がるし・・・。単価に上乗せしてほしいものですが、むしろ物が悪いのでクレームが来るのが関の山ですね。
経営とは本当に難しいこと。。。
明日は今朝のチップが酷かった同日定植・同品種は捨てて次の定植分から収穫・出荷します。悲しいかな次のにも出ているのでしばらくは収穫が大変そうです。
サニーです。こうしてみれば色が薄いくらいで物がよさそうに見えます。
でもよく見るとチップ!
手でつまんで収穫出荷です。。。