思いも寄らず、Pediocactus simpsoniiの種を譲っていただける事になった。突然だが、Pediocactus実生のシミュレーションというかスケジューリングをしてみる。
発芽させるのも難しいと言われるペディオやスクレロ。助言やネットで集めた情報を整理して、自分なりのスケジュールを立ててみた。
①播種
バーミキュライト細粒を主体としたポットに種を蒔き、底面吸水(腰水はしない)。昼は加温フレーム内、夜は外で寒気(マイナス度)に一晩あて、朝になったら取り込んで加温。これを発芽まで繰り返す。
②発芽後
発芽2日後。赤玉・ゼオ・パーライト・バーミ・燻炭の基本用土を、鉢底石を入れた素焼きポットに入れて用意する。それに、根を傷つけないよう慎重に植え付ける。底面吸水をして南向きの窓際へ。加温はしない。すでに室内の時点で最低気温が15℃程度なので、彼らが成長するであろう早春のころを模倣できていると考えられるからである。しかも日にあたると結構温まるし、窓際なので夜になるとよく冷える。
こんなところで大丈夫だろうか。発芽してからの潅水は、一度は液肥入りの水を吸わせておきたい。本来のサイクルなら、春雷とともに降り注ぐ雨で発芽するのだろうから、窒素分が土中に補給されるのだと思う。だから植え替え一回目の底面吸水は極薄めの液肥を与えてやっても…いいのではと思う…。
あとは、数ヶ月後の成長具合を見て二回目の潅水をするべきか。
この後は実生フレームのノートで取り上げさせていただく。情報を常に集めなければならない。
TK-Oneさん 2016-11-20 22:46:01
素焼き鉢の栽培は難しいのでそのつもりで。私も以前はよく使ってましたけど失敗を繰り返して今では特定の数種類でしか使っていません。おすすめはペットボトルをぶった切って底に水抜き穴を付けた鉢。鉢の内部が見えるので内部の水分状況が分かりやすいのが特徴です。発芽2週間くらいは用土表面が乾いたら次の水やりですが、それを過ぎたら徐々に水やりの間隔をあけていきます。3か月位で鉢の中まで乾いてから次の水やりって感じにしていきますが鉢の中が見えると本当に便利です。
あと、肥料は当分必要ないですよ。薄めの液肥でも用土が完全に乾いてから次の水やりをするようになってからです。それまでは根腐れ助長するだけです。
yumoziさん 2016-11-21 22:46:10
潅水頻度の例示、参考になります。やはり発芽時持ち越し分の養分で当分やっていけるんですね…。どうも私は過保護に考えすぎのようです。
TK-Oneさん 2016-11-21 23:00:04
過保護の方向性が違うと思います。一部の業者の様に水と肥料を存分にやって(その代わり菌類増えない様に薬剤まいて)一気に大きく育てたサボテン、夏場の直射日光で簡単に枯れるのが多いんです。直射日光に当てられないサボテン育ててどうするんですか?ネットなんかでもよく「このサボテンは日焼けしやすいので遮光して・・」ちゃんと育てれば遮光しなくてもちゃんと育ちます。もちろんどちらを選ぶかは自由ですけどね。
yumoziさん 2016-11-22 06:29:26
乾燥しやすい素焼き鉢を使って現地の過乾燥状態・雨が降ってもすぐにカラカラになる状態を再現しようと思っていたのです。自生地の写真などみていると、森林の木漏れ日がさしているようなところですので。そうなると土も微量に栄養を含んでいるのではないかなと。もちろんシンプソニーや羅星丸は春がやってきしだい屋外で育てる予定なので遮光など考えておりません。それに合わせた排水力のある土壌を、限られた空間でどう再現できるか考えておりました。