採種15’の栽培-17-1_加賀節成 終了 読者になる
加賀節成胡瓜 | 栽培地域 : 愛知県 名古屋市守山区 天候 | 栽培方針 : 自然栽培 | 読者 : 1人 |
栽培環境 : 畑 | 栽培面積 : 120㎡ | 種から | 15株 |
作業日 : 2017-08-03 | 2017-03-25~131日目 | 31.4℃ 24.4℃ 湿度:69% 積算温度:2770.8 ℃ |
保存種子栽培-2017(その20)摘果と自家採取
1果目の選別採種果を摘果しました。
本来であれば
もう少し枝に付けたままにして
追熟させてから摘み取るはずでしたが
タネの量や熟度が気になり
選択する採種果の増減の判断材料を得たいため
敢えて摘果しました。
完熟状態を摘み取れば収穫に値しますが
目的が採種が主体となるため
ここは「摘果」と示すほうが妥当と判断しました。
ウリ科の採取方法は再三申し上げる通り
果を枝から切り離しても
果を熟させてもタネの成熟に差がなく
差摘み取った時がタネの熟度を左右します。
タネの充実度を向上させるには
どこまで果が熟すのを待つのか
いつ果(実)を採るかがポイントになります
キュウリの採取で注意することは
早すぎれば熟不十分なタネが多くなり
過ぎれば果の中で発芽を起こします。
絶妙のタイミングで採取できれば
タネもとれるし
採種果も食材として利用できます。
完熟していれば申し分なくタネの熟度が上がるも
食材にするには発酵が始まるため
食材には無理があり
畑に戻すか調理残渣とするかの対処となります。
タネの熟度を測る目安は
タネを取り出した時にまとわりつく
ゼリー状のワタが容易に離せるかどうかです。
ワタをまとったままザルや水切りで受けて
多量の水でこするように洗っても
なかなかワタが剥がせない間は
タネが熟しきっていないことになり
指でこすって簡単に取り出せれば
タネが熟していると判断していいと思います。
1果目の採種果から取り出したタネの総数は148粒あり
そのうち成熟した種が94粒で
未成熟なタネが54粒だったので
1果目の採取率は約64%という結果でした。
念のために採種果を更に1果増やしたので
2果目とそれ以降とタネの熟度を比較するのも
面白い結果が出るかもしれませんね。
摘果した採種果(1果目)
採種したタネの選別
保存するタネ(乾燥中)