採種15’の栽培-17-2_やっこささげ 終了 成功 読者になる
ヤッコササゲ | 栽培地域 : 愛知県 名古屋市守山区 天候 | 栽培方針 : 自然栽培 | 読者 : 0人 |
栽培環境 : 畑 | 栽培面積 : 120㎡ | 種から | 24株 |
作業日 : 2017-04-15 | 2017-04-15~0日目 | 16℃ ℃ 湿度:64% 積算温度:16.0 ℃ |
やっこササゲの栽培(その1)_種まき
ヤッコササゲ(奴大角豆)
マメ科の一年草でササゲの類縁種です。
栽培されているササゲ類中では最も野生的な品種のようで、
wild cowpeaの異名を持っています。
原産地はアフリカで、
タンガニーカ(タンザニア西部)、
キリマンジャロ山麓(さんろく)から、
標高2000メートル地帯にまで野生種が存在しています。
中央アフリカで古代に栽培化され、
いまは世界各地に伝播(でんぱ)していったようで、
日本へ渡ってきたのは9世紀に中国から伝来していたそうです。
つるの伸びは緩慢で、3枚開く小葉の基部に花序がつきます。
開花後に莢が2~3本着果し、
その状態が「物を捧げる手」のような形で上向きに育ちます。
莢は長さ約12~20cm程で、豆の長さ7~8mmの円柱形をしています。
豆の色は白、褐色など多様ですが、
白色に黒斑(こくはん)のある品種が多く見られます。
高温でよく育ち、おもに関東地方以西に栽培されるようで、
小豆の代用として煮豆にしたり飯と混炊します。
ササゲは、蔓をのばすといってもそれほど旺盛ではないので
這わせる支柱を設えるといっても
高さはせいぜい1m程どあれば充分で
放任してもいいくらいに手間のかからない作物です。
十六ささげや三尺ササゲは、
完熟よりも早熟マメや若莢取りで食べることが多く、
完熟豆は味おとりが出てきます。
ところがこのやっこササゲは
莢実が膨らみ始める頃の若莢で収穫して
取りこぼしても、完熟豆は煮物や赤飯に使えます。
しかし、
2014年採種分は、
昨年の栽培で全部使い果しています。
そのおかげで、
昨年は増収となり収穫と自家採種が充分賄えました。
まだ2015年のタネが残っているため、
これを使って今年の栽培に充ててみます。
矢張り最初にポットで苗を育てながら定植し、
直播き分との実感差で栽培します。
やっこササゲ(開花…昨年撮影)
やっこササゲの莢実(早熟…昨年撮影)
やっこササゲの莢実(完熟…昨年撮影)