プリンスPF 終了 成功 読者になる
プリンス | 栽培地域 : 茨城県 つくばみらい市 天候 | 栽培方針 : 有機栽培 | 読者 : 3人 |
栽培環境 : 庭 | 栽培面積 : 2㎡ | 種から | 2株 |
作業日 : 2018-02-21 | 2018-02-21~0日目 | 7.6℃ -0.2℃ 湿度:56% 積算温度:0.0 ℃ |
プリンスPF?
今年は2年ぶりにプリンスメロンを栽培してみようと思う。ウチは以前、プリンスメロンを栽培していて結構採れていたのだが、ある年から褐斑細菌病が出るようになり、それ以後は、梅雨時に病気で枯れることの連続で、昨年はメロンを諦めマクワウリを作った。
細菌病は雨の日の土のはね返りで感染するが、ウチの場合は葉が雨に当たるだけで蔓延するので、今年は少し広めのトンネルを作り、なるべくその中で生長させる作戦。
しかし、プリンスメロンをトンネル内で栽培すると、必ずといって良いほど、うどんこ病に罹る。そこでうどんこ病に耐性のある品種を選べば、メロンを収穫するまで株が持ってくれる可能性も出てくる。
調べてみると、サカタのタネでは普通のプリンスメロンの他に、2種類のプリンスメロンを開発している。一つ目がプリンスPFで、うどんこ病とつるわれ病に耐性を持つ。その反面、無印プリンスと比べ熟期が少し遅くなるのと、裂果しやすいという欠点を持つ。
プリンスの長所は熟期が早いことで、他のメロンと比べて株がヘタる前に収穫できる(逃げ切れる)可能性が高くなる。短所は裂果しやすいことで、特に露地栽培の場合は水分のコントロールが難しく、雨が降るとすぐに尻が割れ、収穫前に傷んでしまう。
プリンスPFは耐病性という長所と引き替えに、早熟という長所を失い、裂果という短所をさらに顕著にしているので、微妙な立ち位置の品種であると思う。
サカタのタネでは更に品種改良を進め、プリンスPF6号という品種も世に出している。これはプリンスPF並の耐病性と、無印プリンスの早生性・果実の柔らかさを兼ね備えており、良いとこ取りの品種と言えよう。
ウチも本当はプリンスPF6号を栽培したかったが、何故か種が100粒単位でしか売っておらず、値段も4000円以上する。ウチの場合欲しいのは数粒なので、100粒入りを買ってもその殆どを無駄にしてしまう。そのため、今回はプリンスPFを栽培することにした。
プリンスPF種袋
マクワ型メロンの品種特性