サボタニ実験室 栽培中 読者になる
サボテン-品種不明 | 栽培地域 : 大阪府 大阪市鶴見区 天候 | 栽培方針 : 標準栽培 | 読者 : 4人 |
栽培環境 : プランター | 栽培面積 : 0.1㎡ | 種から | 1株 |
作業日 : 2015-05-24 | 2009-10-01~2061日目 | 天気:- 気温:-℃ 湿度:-% |
霞が好きならそうさせてやろうじゃねーの
この前買ったブロスフェルディア属 松露玉の種、そろそろ種蒔きしようかと思います。なので用土を用意しました。写真がその用土。・・え?用土じゃない?単なる石だって?失礼な。私が選択を間違えると思いますか?今回買ったのは「溶岩石」。熱帯魚屋さんで購入したんです。・・・用土に見えない?そうですか。でもちゃんと松露玉の好きそうな割れ目やくぼみの付いた用岩石を選んで買ってきたんです。この割れ目こそが彼らの住家。ちゃんと考えてるんですよ、私でも。
松露玉は最小サイズのサボテンとして有名なんです。自生地ではだいたい1センチ位が定番サイズ。人口環境ではもうちょっと大きく育ちます。でもサイズよりも何よりもその生態が変わってる。一応根っこはついてます。だけどこの根っこ、水を吸収するためと言うより岩にしがみつくためについてると思って良い。じゃ、どこから水を吸うのか?・・体全体で給水するんです。これはチランジアと一緒。いや生態自体がチランジアと一緒と言った方が良いかもしれません。自生しているのは高山の岩肌・・・高山と言っても高けりゃいいってもんじゃない。下から見て丁度雲がかかる場所。実際には雲の中は霧に包まれてるのと一緒です。その「霧」を体全体で吸い込むんです。でも体全体で水分吸収するためにサボテン特有の表皮、水分を通さないクチクラ層が無い。・・・こういう場所、つまり断崖の岩肌って水がたまる場所がないから乾燥しやすいんです。そんな場所で表皮は水分をそのまま通しちゃう。なので乾燥したらそのまま乾いちゃうんです。乾いてまるできくらげみたいに岩にへばりつく。で、雲がかかったらまた水分吸収して膨らむ・・・。
栽培は普通に育てようと思ったらそのまま用土に蒔くだけです。種が小さいのでティッシュを一枚引いてその上に種まきするとやり易いかもしれませんね。でも・・・石に種まきする時はそうはいきません。水やりするのに霧吹きで「シュッ」とするだけで種が動いてしまって根付かなくなるんです。なので・・・水やりは霧が最適。ミストメーカーの出番ですね。黒王丸はそろそろ休眠期だしチランジアは霧吹きで我慢してもらってミストメーカーで発芽させてみましょうか。
こいつが住家
最適用土です
自生地の姿
おつかれ様( ^-^)_旦~さん 2015-05-24 09:27:55
こいつすげー!!
生えてくる岩の組成(pHやミネラル)でも成長が変わりそうですね
TK-Oneさん 2015-05-24 11:58:24
こういう切り立った崖って溶岩石より花崗岩が多い気がするんです。なので若干酸性気味になるかも。まあ、でも私が初めてではなくて先輩も多孔質の溶岩石を使っているようです。