●施肥(せひ): 定植1ヶ月前に速効性
10m2あたり窒素成分で、200〜250gを目安で行う。
(肥料にN10と書いてあったら肥料100gに10%、10gのNが入ってるということ)
早生では、元肥に全量の2/3、中生、中晩生では、半分。
「タマネギ一発」という肥料があるが、早生には不向き。
早生は、2月末頃には、肥料が切れて欲しいのに肥料効果が続いてしまうため。
●追肥
早生の1回目は、12月下旬〜1月上旬。葉っぱの肥料となる。
止め肥は、2月上旬。玉を太らせる肥料となる。
早生品種のマルチ栽培の場合は、全量元肥でもOK。
中生の1回目は、1月中下旬。止め肥は3月上旬。
「一発肥料」タイプを利用の場合は、中生以降の品種で利用。
中晩生の1回目は、(125g)。1月中下旬。2回目は、(40g)。2月中旬。止め肥は(40g)。3月上旬。
堆肥を利用する場合は9月上旬には畑に入れておくこと。
植え付け直前に入れると効果が出るのが遅いため肥料の遅効きで腐敗、病気の原因になる。
*貯蔵性を高める為に収穫前には肥料切れを起こすような施肥を行う。
☆栽培のヒント☆
もし、年内に生育が進みすぎてトウ立ちの危険性が増した場合は、追肥を早めに小刻みに施して、肥料切れしないように管理するとトウ立ちが少なくなる傾向があります。
同じ肥料設計の畑で株間を広く植えると。1本あたりの肥料の量が相対的に多くなります。この効果により大きなタマネギが期待できます。
また、植え付け時の苗の大きさも関係しますが、あまり大きくするとトウ立ちの危険性が増します。