降ろした銀冠玉錦ですが、夏場の高温時期に3か月間発根なしでした。普通ロフォフォラは2週間ほどで発根しますがこいつは根が出ずらいタイプなのでしょうか？途中で切り口を切りなおしたりもしたのですがまったく反応なし。
なのでやってみようと思っていた継ぎ戻しを行うことにしました。降ろした苗を穂木として同じ時期に播いたロフォフォラの兄弟を台木にして穂木も台木もロフォフォラの状態にするのです。なんでこんなことをするか、と言うと今回のように継ぎ降ろしや胴切りを行った際、発根しなかった苗の対策としてが一つ目の理由。もう一つが継ぎ降ろし苗の弱さに対する対策としてでした。継ぎ降ろしをした苗は後から発根した根があまり深く張らない傾向があり、夏の暑さなどに弱いのです。後から出た根は脇根の性質が強いため直根(種子から最初に出るね）を持っている実生苗を台木にした方が根が深くなって強い苗になるのではないか、という事です。
やり方は通常通りの継ぎはできないので写真のようにテープで張り付けてみました。台木の活力を落としたくないのでそのまま根が用土に埋まるようにすぐに植えつけています。

継ぎ戻し1

継ぎ戻し2