ひとまず、製パン経験があまりにも少ない私には自家製天然酵母から手を出すにはハードルが高すぎることが判明！！
　自家製天然酵母でのパン作りが楽しくてしょうがなかった気持ちを忘れたわけではありませんが、失敗続きでは一歩も進まず。
問題なのは
　　「何がいけないのかがわからない！！」
　という経験のなさ。


　短時間でいかに回数多く製パン技術を積めるのかと考えた結果、ドライイーストからしっかりパンの発酵を見極める観察力と経験値・自分が作りたいパンにするための配合の模索等々を重ねることにしました。

　自家製小麦の収穫量もまだまだ少なく、一冬にそう沢山パンを作れるわけではないのですが～市販小麦を買うという選択肢は今のところありません。
　市販小麦粉では初めの想いである
　　「自分の育てた作物で何か美味しいものを作りたい」
という根底が満たされずに、、、自分が何をしたいのかわからなくなってしまいそうだから。。。


　そんな感じで、始まったドライイーストによる自家製小麦粉のパン作り！
自家製天然酵母に比べてはるかに！スピーディーに失敗なくパンが焼けるようになりました。
何より作ったパンがちゃんと食べられるパンになっていることが嬉しい♪

　配合でも色々と試作してみることができました。
目指すは「ふわふわ・しっとり・もっちり」です。
　できればなるべく自家製の材料を使って作りたいとの思いから、いろいろな配合がある中でもあまり市販材料を必要としないものをチョイス！

　①マヨネーズパン
バターを使わずに自家製マヨネーズを配合して焼きました。マヨネーズの酢がパン生地の伸びをよくしてふわふわになる効果があるそうで、「パスコの超塾」にも醸造酢が配合されていたのを以前に食べた時に見て「へ～」って思った事から焼いてみることに。

　焼いてみた感じでは問題なくふわふわなパンが焼けました！サンドイッチにするのにサッパリとしていて美味しい感じ。お酢の風味は全く感じないわけではなかったので量を調節するのもありかな？自分の求めるしっとり感やもっちり感にはすこし外れた感じ。


　②シンプル山食
配合は強力・水・イースト・砂糖・塩で焼く小麦の香りと味を素直に味わえるパンを焼きました。

　焼いてみた感想はバターや乳製品なしでもこんなにしっとりふわふわになるんだな～、小麦の味が前面に出ていて確かにうまい！
　ただ、しっとり感がふわふわよりも勝っていてちょっと残念。
この味と風味のままにふわふわ寄りに軽い口当たりに出来たら理想にぐっと近ずくな～っと感じました。
　改善策としては加水率を上げる事・中種法での試作、塩を塩こうじに置き換えてみるようなことを検討中。

　③水あめパン
　調味棚を片付けていたら水あめが出てきたので、急遽水あめを配合したレシピで試作試食することに。
配合には強力・薄力・砂糖・バター・牛乳・イースト・塩を使用。
　HBにて焼き上げました。ふわふわ、しっとりに仕上がりました。
バターと牛乳が入っている為、とても風味よく美味しいです。
トーストして食べることでサクサク感ともっちり感も楽しめました。薄力を配合するとふわふわ感がきめ細かく軽くなるのかもしれない。
シンプル山食でもやってみよう！
　
　④そのまんまバターパン
　配合は最も一般的な強力・砂糖・塩・イースト・バター・牛乳です。生地も扱いやすく焼き上がりもきれい、ふわふわでしっとりで「おお、普通の食パンだ！」といった感じ。
　しかし翌日冷めるとちょっと硬くぎゅっと詰まった感じになってしまったので焼きなりに問題があったのか？配合を調整すればいいのか？発酵の見極めか？いずれも回数焼いて改善していく必要がある事は確か。

　⑤卵パン
　一般的なテーブルパン（バターロール）の配合です、強力・バター・砂糖・スキムミルク・塩・卵・水・イースト。
①～④と成形が違ってまるパンです。
焼き上がりは軽くふわふわしています。
食パンじゃないのでしっとり・もっちり感はクラムの面積違いからか？あまりない感じだけど風味はさすが卵が入るだけあってリッチな気がする。
翌日にチキンカツをサンドして食べたけど、マッチして美味しかったです。


　と、こんな感じで少ない自家製小麦粉を活用して試行錯誤してみています。

　一言に「しっとりふわふわもっちり」といっても、人それぞれ想像するパンは全く違うものなのでしょう。


　それでも、家族は美味しい時は美味しいとわかる食いつきで～そうでない時はそれなりの食いつきで・・・分かりやすい（(;´∀｀)）
まま、自分の味覚もそんなに人とずれてはいなさそうだなとホッとします。


　自分の思うパンが作れるように日々精進しています。
それではまた～