【 黄金オニユリ】 ユリ科ユリ属 英語名:タイガーリリー
・対馬産のオニユリの変異種、対馬のみに自生したが現地では絶滅している。この花は昭和になってから知られるようになった。
・花の色はオニユリのオレンジに対し黄色、2倍体で種が出来ムカゴでも増える。ユリ根は入手しにくいが、市販品の中にはオニユリとの交配種もあるので注意。(オニユリの2倍体は韓国に自生している)
・開花は7~8月 草丈1~2m 10月に地上部は枯れ、地下の球根(鱗茎)のみ越年する。
【栽培のコツ】
1.栽培環境:日光を好み弱いと開花が鈍くなる。冬の寒さにも当てるが、過湿にも弱いので鉢植えで受け皿をする場合、水は溜めない。植替えは10~11月。植替え時に少量の緩効性肥料をやっても良い。
2.冬の水やり:乾燥に弱いので根元に敷き藁をして冬場でも水やりする。
3.肥料:発芽前の3~4月と枯れる前の10月に少量の緩効性肥料を与える。成長期は施肥は必要ない。
4.用土:赤玉小粒を入れ排水性を良くする。ユリはウイルス(乾燥が原因)に弱く連作障害も出やすいので用土は新しい物を使う。
5.鉢植え:球根が大きい物は10号鉢に1球とする。深植え。
6.ムカゴからの増やし方:茎から採取したムカゴは10~11月に用土に2cm押し込むように植え土はかぶせない。発根したら水やりし少しづつ土をかぶせる(ユリは球根の上根から栄養を吸収するため)冬の寒さに当てると春に発芽が始まる。(採取したムカゴを冷蔵庫で冬を2ヶ月経験させると1月から発芽が始まるので鉢植え時期を早めることができる) ムカゴから育てると開花迄に3~4年かかる。

