容器栽培ではあまりよいアスパラガスは収穫できないという。この株は百均で買ってきたものだが、毎年四から六本も採れたら終わりである。畑だときっとよいものが収穫できると思うがそれは無理な相談だから、土をほぐしたり肥料っ気を足すことにした。これがどう奏功するかわからない。石灰分は必要とのことなので、これまた百均で有機石灰を買ってきて少し混ぜた。有機石灰という商品は、たいていが貝殻を細かく粉砕したものである。有機なんたらの肥料によくある特徴として、これもゆっくり溶けていくので、いきなり石灰や苦土石灰を混ぜるのと違い、作物に悪い影響はないそうだ。
さて、土の中では冬のアスパラガスの根はどんな感じに伸びているのか?興味があったので土をほぐしつつ、触ってみた。百均で買ってきたよりずっと太い根が一応四方に伸びていた。でも深さ方向へは伸びが少ない。このへんは容器栽培だからやむをえない。収穫が限られるのもこのへんに問題があるのだろうか。また、全体的に土が湿っぽくなりすぎている。これもよくない。これでは根は伸びる必要がない。根の生育はが悪いから発芽数も少なくなる。なるほどな、と思った。
堆肥や腐葉土、粒状化成肥料を足して前回よりは土の水はけをよくした。これで少しはよくなるだろうか。容器といっても、この株は農家の人が使うような野菜集荷用のバスケットで栽培している。だから四方に穴があり、通気性はよい。
こちらの思惑通りにはたいていならないが4月が楽しみだ。
バスケットで育てている。ねこよけをのっけた。