こういうものなのかもしれないが、「めちゃデカッ」や「まんぷく2号」に比べると細すぎるランナーを伸ばす。これはパインベリーも同じ。この品種独特の性質だろうか。葉柄も他の一般的な品種に比べると一回りは小さいから、全てが小さなつくりともいえる。白い果の実るイチゴはどれもこれも本来はワイルドストロベリー系だと自分は考えているので失望はまったくしていないが、水はけの悪いところではランナーが着地してもうまく根を張らないこともあった。粗めの砂や土で用土を構成するほうがよさそう。デリケートなイチゴは育てるにあたっていろいろと勉強にはなるが、実るものが相当に珍しかったりおいしかったりしないとメインの作物にしようという気にはなれない。そんな意味でこのフランベリーは本当に微妙な品種だ。豊産性でもないし味がとりたてておいしいわけでもないから、形がラズベリーに似てるからといってのめり込む人はまずいないと思う。

フランベリーの今の姿。ランナーは細くほとんど出ない。

パインベリーと一緒に。