株がまだ30センチ足らずのチャンピオン種は今年は開花はたぶんダメだと思うので、そちらは養生させるとする。ただ、北海道カシスのほうは昨年が収穫ゼロだったので今年は淡い期待をいだいている。
カシスは寒い地方で栽培される果樹で、日本では青森が主産地という。強い寒さに長く当たらないと、複数の枝が伸びず、結果として開花しないとか。栽培手引きには、毎年たくさんのシュートが出てくるとある。そして、三年ほど経って開花数が少なくなってきた枝を更新するよう勧めている。
しかし、そのシュートが一本も出たことがないのである。もう三年も経つのに。寒さが足りないからダメなのか。
これが団地での標準的な育ちだと考えると、この地で育てるのはバカバカしいことかもしれない。しかし苗はかなり前から販売されてはいるのだから、一矢を報いてもらわねばなるまい。

株元からシュートなんて一本も出ない