マートンソーンレスかトリプルクラウンか不明だが、とにかくブラックベリーを蒔いたには違いないという鉢(笑)が急に賑わいだした。秋蒔きしたとき、二十個くらい蒔いたのに二本しか発芽していなかったのでこれは驚きだ。
どうやら条件さえ見極められれば、ブラックベリーの発芽率はかなり高いようだ。条件というのはいわゆる休眠打破のタイミングで、最高気温が20℃くらいに上がる頃にすでに土の中で二、三週間ほど経っているように播種すべきだ、というもの。ブラックベリーは蒔いてから発芽するまで二週間は絶対にかかる。
今回の秋蒔きはダメだったので、別に冷蔵していた予備の種を3週間ほど前に蒔いていた。冷蔵期間は7、8ヶ月くらいだったか?手引きの解説者によって冷蔵(休眠)期間の記事に長短があるが、本当は3ヶ月ほどあれば良いそうだ。
でも、3ヶ月の休眠でOKとなるにはそのブラックベリーがボイセンベリーのように早生種(5月から6月前半に収穫できるタイプ)である必要があるはず。晩生種のブラックベリーでは夏から初秋にかけての収穫になるが、その後3ヶ月冷蔵してから蒔いても露地での発芽率はかなり悪くなる。これは、発芽しようにももう冬を迎えるからだと思う(休眠期間の長さと発芽適温は、同程度に大事との印象を持った)。
結論としては、秋蒔きは種がもったいない結果になりやすいので、春先に蒔くべきと悟った次第である。
思い出したように発芽!