100円になっていた白花のコルダナシリーズ。小さいビニルポットに五本挿し芽され、育ってきた状態。花が終わり、植え替えをすることにした。この手のビニルポット苗は、育苗会社が挿し芽をしくじらないように、ピートモス主体の土に植わっている。ピートモスは水持ちが良いので、大きめの鉢へ植え替える場合は気をつけるべきだ。根鉢を崩さずに、バラが育つのに適した水はけの良い用土の真ん中あたりに入れても、根が外側へ伸びない。根は湿気のある方へ伸長するので当然である。これはいちごの苗などでもよく起きる。ビニルポット苗にピートモスが使われて販売されているときは、根鉢を崩すほうが良いと思う。
今回はトップジンを少し入れた水で満たした洗面器に、ビニルポットの苗を浸したまましばらく置き、絡まった根をほぐしていった。夏場だと水が乾きやすいぶん、土に根が絡まるのに時間がかかるので日陰に置いておかないといくらかのダメージがあると思うが、この時季ならきっとうまくいく。
あ、この苗五本のうち、五号素焼き鉢に二本、六号プラ鉢にあとの三本の苗を配置した。土は洋ランの土やミニバラの土、赤玉、鹿沼、燻炭などを足している。肥料はリンカリ肥料や粒状堆肥などを適当に入れた。最後にねこがまた悪さをしないように、枯れ木の枝を鉢の上に置き、上からサルバトーレを散布した。黒星病などの予防のつもりで。